ジュラロス日記

断然イヌ派の私がネコを飼う。ミヌエットのレンとの日常。

補聴器

数年前から、母のテレビの音が大きいと感じるようになりました。

普段の会話は時々、聞き返されますが特に問題なく、年相応と思っていました。

最近読んだ『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』という本に補聴器のことが書いてあり、母に補聴器を勧めてみました。

母は自分では聞こえているから必要ないと思っているようですが、『masacoが言うなら付けてみようかな。』と前向きなので、まずはネットで調べました。

耳かけ型と耳あな型があり、電池と充電タイプがあり、メーカーもたくさんあり、お値段もピンからキリまであり、簡単には決められないので、お店を巡って、説明を聞いて、じっくり検討して決めることにしました。

1軒目、補聴器を取り扱っているチェーンのメガネ店に行きました。

聴力検査をやって、そのデータを元にパソコンで母の聴力に合わせて調整した耳かけ型の補聴器を付けました。

私が小さめの声で話し掛けてもちゃんと聞こえましたが、自分の声が大きく聞こえて違和感があるようでした。

お値段はほどほど。

2軒目、補聴器専門店に行きました。

聴力検査をやって、母の聴力にお勧めのデンマークの補聴器を説明されました。

耳あな型も耳かけ型も、耳穴の型をとって作るので、簡単には落ちないそう。

お値段はなかなか。

そして今日、3軒目の補聴器専門店に行きました。

先客がいて、ちょっと待ちました。

聴力検査をして、ファイバースコープ?で耳の中を見やら、母の右耳にぎっちり耳かすが詰まっていました。

次に担当者の方がアと言ったらアと同じ事を言うテストをしました。

バがハ、リがイなど間違いが多々あり、20問中5点でした。

パソコンで母の聴力に合わせて調整したドイツの耳かけ型の補聴器を付けて、同じテストをしたら12点になって、大きく聞こえるように調整しても12点で、すると、担当者の方が『わかった!大きく深呼吸してリラックスして下さい。間違えていいので、私が言ったのと同じ事を言って下さい。』と言って、もう一度テストしたら15点になりました。

今まで母は聞こえていないのを前後の話から想像して脳が補うようになっていたんじゃないかということで、リラックスして、脳が補わず、補聴器で聞こえる音に素直に答えて点数が上がったらしい。

私が小さめの声で話し掛けてもちゃんと聞こえ、自分の声は大きいけど違和感はなく、雑音もなく、普通に自然に聞こえて、何より、耳かけ型ですが、付けてるのがぱっと見わからず、付けてるのを忘れそうなくらい軽くて、充電タイプで、母も私もこの補聴器がいいと思いました。

そして、担当者の方のプロフェッショナルな仕事ぶりもいい。

とりあえず2週間使ってみて、それから決めて下さいと言われ、母は補聴器を付けたままお借りして帰ってきました。

補聴器を付けることになったら、調整などで長いお付き合いになるので、3軒目でいいお店に巡り会えてよかった。

お値段はなかなかですが、この補聴器で決まりそうです。

母の聴力検査の結果は3軒とも軽度から中等度の難聴だったので、こんなことなら、もっと早く補聴器を勧めればよかった。

私も耳が遠くなったら早めに補聴器を付けようと思いました。

午後から雨でベランダに出たいのに出られなかったレン。