ジュラロス日記

断然イヌ派の私がネコを飼う。ミヌエットのレンとの日常。

Love & peace

今日も母と湯楽の里に行きました。

3連休明けのせいか空いていました。

今日のランチは生姜焼き定食を取り皿を借りて二人で半分こ。

食べる前は足りなかったら何か追加しようと思っていましたが、食べ終わった時には年取った親子はお腹いっぱいで、『二人で一人前でちょうどよかったね〜。』となりました。

ところで、ペットが可愛い理由は、言葉を話さないからと聞いた事があります。

言葉って、先日の主治医の先生のように私を元気にさせたり、昨夜の夫のように私を悲しくさせたりします。

一昨日、東京文化会館パリ・オペラ座バレエ団の白鳥の湖を見に行った私は、昼食を食べ損ね休憩時間に廊下の椅子に座ってカロリーメイトを食べていました。

廊下にはトイレに並ぶ長い行列ができて、私の目の前を少しずつ人が進んでいきます。

バレエをやってると思われる美しい立ち姿の人、お洒落な人、素敵なバッグを持ってる人が目に止まり、そうだ私もバッグ買おうと思いました。

昨夜、夫にそんな話をして、『バッグ買おうかな。』と言ったら、夫が軽く『いらないよ〜。』と言うので、私のお出掛けバッグは10年以上も前に買ったもので草臥れている事を説明しても、『大丈夫。』と言うので、『私もいい歳だから、ちょっと素敵なバッグ欲しいなって思ったけど、じゃあ買わない。』と言ったら、夫が慌てて『バッグ買っていいよ。』と言うので、『パパはまず否定から入るよね。どんなバッグ買おうか楽しみにしてたけど、もう欲しくなくなったから買わない。』と言ったら、夫が『バッグ買って下さい。お誕生日プレゼントにバッグ買わせて下さい。』と言いましたが、『悲しくなるから、もうバッグの話はしないで。』と言って話は終わりました。

そして今日、夫がかしこまって『masacoちゃん、昨夜はごめんなさい。』と頭を下げて謝ってきました。

夫は昨夜、眠れなかったそう。

それを聞いたら、なんだか気の毒になり、私のモヤモヤも消えて、仲直りしました。

最近、発言小町で、絶対自分の非を認めず屁理屈を重ねる夫の事を相談する妻への回答に「謝ったら死ぬ病」という言葉を見かけたばかりだったので、夫が謝ったら死ぬ病じゃなくて、潔くてよかったと思いました。

録画していたドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』で、お弁当屋さんでパートで働く美香が、自分のアイディア弁当が賞を取ってお店のメニューになって嬉しくて、夕食にその自信作のチキンのお料理を出したのに、家族が何も反応しなくて、夫の誠に感想を聞いたら『冷えてる。』と答えるシーンがあって、これはがっかりだわぁ、うちの夫は私のごはんを食べたら聞いてなくても『美味しい!』って言ってるなぁと思いました。

あれ、夫婦喧嘩の話からノロケ話になってる?

夫婦って、金継ぎのお皿のようだと思う今日この頃。

結婚した時は、傷ひとつないまっさらなお皿で、喧嘩してヒビが入ったり、欠けたり、時には真っ二つに割れたり、でも、その都度修復して、唯一無二の芸術作品が仕上がって行くような気がします。

マザー・テレサが『世界平和のために私たちはどんなことをしたらいいですか。』と質問された時、『家に帰って家族を愛してあげて下さい。』と言っています。

仲直りした我が家は世界平和に貢献してるかも。