ジュラロス日記

断然イヌ派の私がネコを飼う。ミヌエットのレンとの日常。

ハルコさんに幸あれ

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父はかねがね、同じように足腰が弱るジュライに『ジュラが先か、オレが先か・・・。』と話しかけていました。

ジュライの方が先になりましたが、父の足腰がますますヨボヨボになってきました。

父のために、家の中にも外にも手すりを付け、部屋の中はキャスター付きのハイチェアを押して歩き、それ以外の所は母や私が手を繋いで歩き、外出する時は車いすをレンタルしています。

さて、昨日の夕方、夫と車で図書館経由でスーパーに買い物に行きました。

途中の交差点で信号待ちで停まっていたら、腰の曲がったヨボヨボのおばあちゃんが、杖も突かず、汗だくで歩いて、ガードレールにつかまって休憩していて、夫と『あのおばあちゃん、大丈夫かなぁ。』と心配になりました。

図書館で、本を返して、借りて、スーパーまで来たら、さっきのおばあちゃんがスーパーに向かって汗だくで歩いていました。

駐車場に車を停めて、スーパーの車いすをお借りして、おばあちゃんの所へ行って、『お買い物ですか。』と聞いたら、『そう。』と言うので、『よかったらこの車いすに乗って下さい。』と車いすを勧めました。

『私こういうの乗ったことないから大丈夫。』と言うのですが、どう見ても大丈夫じゃないので、『座ってるだけで楽チンだから乗って下さい。』と言って乗ってもらって、スーパーの中に入りました。

88歳の要介護3の父よりヨボヨボなので、『おいくつなんですか。』と聞いたら、『大正13年生まれ(96歳)。』と言うので、『何か介護のサービスは受けてるんですか。』と聞いたら、『私は6人兄弟でみんな死んじゃって一人で生きてるから、そういうのわからない。』と言うので、『よかったら私、市役所に相談するので、お名前とご住所を教えもらえますか。』と言って、名前と住所と生年月日を教えてもらいました。

お話もしっかりしてるし、着ているものもきちんとしているけど、猛暑の中、ヨボヨボの足腰で一人で汗だくで歩いてお買い物するハルコさんを放っておけなくて、『よかったら、お買い物もお手伝いしますよ。』と言ったら、『大丈夫。こんなよくしてくれてありがとう。』と言って、車いすから下りて、買い物カゴを持って、スーパーの中にゆっくり進んでいきました。

我が家の買い物が終わって、荷物を車に乗せて、もう一度、スーパーに戻ったら、ハルコさんがお買い物していたので、『よかったら、カゴお持ちしましょうか。』と聞いたら、『大丈夫、これからゆっくり見て回るから。』と言うので、あまりしつこいのも悪いと思い、『お体に気を付けて下さいね。』と言って、別れました。

帰宅してからも、買い物した荷物を持って無事に帰れたかなぁとか、熱中症になっていないかなぁとか、ハルコさんのことが心配になりました。

今朝、早速、市役所に電話したら、ハルコさんは高齢の一人暮らしと言うことで、見守りの対象になっていると聞き、ちょっとホッとしました。

でも、見守りだけではなく、介護の手も差し伸べて欲しかったので、そのこともお願いしました。

一人で生きるハルコさんが幸せに暮らせますように・・・。