老々介護を頑張る母は、時々、東京へお出掛けして、リフレッシュしています。
デイサービスから16時過ぎに帰って来た父が、18:30に着く特急で帰ってくる母の帰りを首を長くして待っているので、車で駅にお迎えに行ったら、10分過ぎても出で来ません。
母に『今、どこにいるの?』と電話したら、『今?電車の中。』と言うので、『なんで~っ?!』と叫んでしまいました。
トイレに入っている間に乗り過ごしてしまったらしい。
私は、父の夕食のため、とりあえず家に帰りました。
家に着くと、次に特急が止まる駅で降りた母から、『上りの特急がすぐに来るから、それに乗って帰るね。』と電話がありました。
淋しがり屋の父と一緒に夕ごはんを食べていたら、19:15頃、母が最寄駅から、タクシーで帰ってきました。
電車を降りる直前にトイレに入るなんて、具合でも悪くなったのかと心配していたのですが、車内で牛タンやわらかジャーキーをおつまみにビールを飲んだそう。
母は、上りの特急に乗って、車掌さんに事情を話して、『どうすればいいですか。』と聞いたら、『持っている切符でそのまま改札から出て大丈夫ですよ。』と言われたそうで、高齢の母を気の毒に思ってくれたのかしらと思ったら、旅客営業規則に
『(誤乗区間の無賃送還)
第291条
旅客(定期乗車券又は普通回数乗車券を使用する旅客を除く。)が、乗車券面に表示された区間外に誤って乗車した場合において、係員がその事実を認定したときは、その乗車券の有効期間内であるときに限って、最近の列車(急行列車を除く。)によって、その誤乗区間について、無賃送還の取扱いをする。
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前項の取扱いをする場合の誤乗区間については、別に旅客運賃・料金を収受しない。』
という項目がありました。
車掌さん、母の誤乗を認定して下さって、ありがとうございます。
母は自力で無事に帰って来たし、リフレッシュできたようだし、よかった、よかった。
<今日は暑かったからビールが美味しかった事でしょう。 by ジュライ>